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ドラマ『死役所』を推したい

こんにちは、なみきです。

登録している動画配信サービスでなんだか気になるドラマが配信されていたので、何気なく観はじめたところ…がっつりハマってしまい、気づけばイッキ見していました

このドラマ、タイトルからしてものすごい不穏な空気なんですけど…。えらく不謹慎なファンタジーだな〜という第一印象でしたが、実はなかなか考えさせられるドラマでした。

どんなドラマ?

このドラマ、結構しんどいドラマです。

なみき
なみき
観るのがツライ!!でも続きが気になる!!ツライ!!

原作は あずみきし さんによる同名のコミック。ドラマ版では主人公のシ村をTOKIOの松岡さんが演じ、黒島結菜さん、松本まりかさん、安達祐実さんなど表現豊かな俳優陣が周りを固めています。

シ村が終始浮かべている、不気味な笑み…そして「お客様は仏様ですから」というよくわからないセリフ。

一体この人は何者なの!?と幕開けから心を掴んでくるドラマ。お時間のない方は覗き見注意です。

以下、物語のあらすじです。

この世を去った者たちが最初に訪れるのは、あの世の市役所ならぬシ役所。ここは、自殺、他殺、病死、事故死など、様々な理由で亡くなった者たちの行先を決める手続きをする場所だ。

シ役所「総合案内」で働くシ村は、次から次へと現れる死者に「お客様は仏様です」と慇懃無礼な態度で対応する。

訪れる死者は「死」を受け入れた者から、現実を理解しないまま現れる者まで様々。果たして、彼らはどう生き、どう死んだのか

壮絶な生前の姿が死者の申請書から次々と炙り出されていく。罪なき者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいはー。

ドラマ『死役所』公式サイトより

↓ 『死役所』は動画配信サービスで ↓

推したいポイント

このドラマの「面白い!」と思ったポイントをまとめてみました。ネタバレが苦手な方はすいません、要注意です。

①世にも奇妙な世界観

まず私達が目にするのは無機質な市役所…ならぬ『死役所』をうごめく血まみれの人々

さながらゾンビ映画のようですが、みな、それぞれの行くべき部署に向かい、きちんと椅子に座り手続きを受けているようです。

死者が手続きをする部署は、老衰課、他殺課、生活事故死課…など死因ごとに分けられています。

なみき
なみき
そんなん聞くだけでギョッとしてしまいますよね…。

まるで実在する市役所のように、亡くなった人々が『手続き』を行い、淡々と成仏を促す機関、それが『死役所』

手続きを終えた人は担当職員とともに『成仏の扉』に向かい、最後の署名を終えると天国もしくは地獄へと旅立っていきます。

主人公のシ村はその中で総合案内を担う職員。死役所に来た様々な『お客様』に声をかけ、正しい手続きのお手伝いをしています。

…ここまで聞いただけで何その世界線!?と思いませんか。怖いけれど妙に心をつかまれる設定なんです。

②あまりにもシビア

物語は『死役所』に迷い込んでしまった女子大学生(黒島結菜さん)の視点で始まります。

外傷のない彼女は、自分の死んだ理由は?いったいこの場所はなんなのか?という思いで死役所を探索したり、職員や他の死者に積極的に関わります。

ここに迷い込んだということは、つまり既にどうにもならないということなのですが…。

なみき
なみき
フィクションによくある「生き返る方法があるはずだ!」みたいなストーリーではないんですね…死んでしまった者は、どうやっても生き返れないんです。

その絶望こそがこの物語の怖いところであり、好奇心を掴んで離さない吸引力でもあります。

自分が死んだ事実を受け入れられず悔やむ者、行き場のない思いをぶちまける者。

このドラマは当然フィクションなのですが「そりゃあそういうリアクションになるだろうなぁ…」と自分の身に置き換えてしまい、背筋が冷えます。

そうやって死役所を訪れた人々がどんな人生を歩んできたのか、そして、なぜ死ぬこととなってしまったのか…それぞれの物語にも胸を締め付けられますが、シ村をはじめ、ここで働く職員たちも訳アリ臭がすごいのです。

  • 貼り付けたような笑みを浮かべ誰にでも淡々と接する総合案内のシ村(松岡昌宏さん)
  • 情に厚く涙もろい、気のいいおっちゃん他殺課のイシ間(でんでんさん)
  • 「忙しい」が口癖の冷たい女性職員、自殺課のニシ村(松本まりかさん)
  • ヘラヘラした人懐っこい男性職員、生活事故死課のハヤシ(林晴也さん)
なみき
なみき
みんな名前に「シ」が入ってるのが気になりますね…この人たち何者なの!?

この個性あふれる面々には、ある衝撃の共通点があります。その過去についても、物語が進むうちに明かされていきますが…これまたなかなかに悲惨。

③「死んだ理由」知りたくありませんか?

各回それぞれのキャラクターにスポットが当たり、一人の人間がその一生を終えるまでに、どんな生き方をしてきたのか、なにを愛していたのか、そしてどのような最後を迎えたのか…が描かれます。

彼らの人生に存在した幸せな場面も、この物語では必ず終わりへと導かれてしまいます。

語られるストーリーはあまりにもリアルで、あまりにも切なく、胸が締め付けられます。

テーマがテーマだけに、人によっては見るのが辛い話もあるかと思いますので簡単に各話のあらすじをまとめてみました。

なみき
なみき
どの話も切ないお話ではありますが、特に注意が必要な回には【注意】と記載しました。

小さなお子様がいる場合や、すごく感情移入してしまう方、体調の優れない方などは避けたほうがいいかもしれません。

※この物語はすべて、最初から各話の主人公が死ぬことがわかっているのですが、ネタバレを含みますので苦手な方は飛ばしてくださいね。

  • 1話 【注意】いじめシーンあり
  • 2話 【注意】不妊治療の末に子を授かったが死産
  • 3話 定食屋を継いだばかりの二代目が殺される
  • 4話 初めてのデートで事故死する中学生
  • 5話 【注意】ハヤシの過去(胸糞&残虐シーン有)
  • 6話 お笑いコンビの片割れが病死
  • 7話 【注意】イシ間の過去(胸糞&残虐シーン有)
  • 8話 【注意】ネグレクトの末に子供が死亡
  • 9話 シムラの過去/前編(宗教)
  • 10話 シムラの過去/前編(宗教)

フィクションと分かっていても書いていて辛い内容ですが、死を描くことにより、生きること、愛することも描いているドラマだと思いました。

最後は謎が残ったまま終わってしまいます。もしかしたら続編が期待できるかもしれませんね。

まとめ

ドラマ『死役所』はパラビU-NEXTで視聴できるようです。
※2020年9月調べ

死というテーマは日常と遠くに切り離されたものですが、実は誰にでも平等に訪れるものであり、しかもそれがいつやってくるのかは誰にもわからない。

生まれた以上、いつかは必ずやってくる死。体験したことがないだけに、どこか現実感がありませんよね。

でも、未知のものへの恐怖心は、好奇心と紙一重ではないでしょうか。いろいろなことを考えさせられるドラマでした。

知らんけど。