こんにちは!!無料公開から『ゴールデンカムイ』を読み始めて、まんまと浸かってしまったにわかの一人…なみきです!!
いや〜、、読む前はこんなマンガだとは思いませんでしたよね。
こんなふざけているマンガとは。
でも、それだけじゃないんです!!
おふざけやエグいシーンも多いですが、ぜひとも多くの方に読んでもらいたい理由はその中に川底に光る砂金のようにキラキラ光るものが見えるから。
笑ったり泣いたり忙しいマンガです!!
「ゴールデンカムイ」ってナニ??というあなたはこちらの記事をどうぞ!
今回instagramとtwitterのフォロワーさんに聞いた、私とみなさんの「私の推し」をまとめてみました。
では、ひとりずつ魅力を語っていきましょう!!
杉元 佐一
全身傷だらけながらも日露戦争の激戦区から生還した不死身の青年。故郷の想い人を救う金を得るため金塊探しに参戦。
ゲゲゲの鬼太郎、スポンジボブ…私は「死なない」キャラクターに惹かれがち。
その圧倒的な頼もしさよ。杉元がなぜこんなに不死身なのか今のところ明かされていませんが、もうそんなことはどうでもいい。とにかくかっこいいからです!!!
次第にアシリパを守ることに異常なほどの執着を見せるようになりますが、それは彼が背負う心の闇とも関係しているのでしょうね…。
もともと純粋で心優しい杉元。ときおり自分を抑えられなくなり暴走しますが、そんな場面を見るたびこう願わずにはいられないのです……
絶対に幸せになってほしい。
tekkoさん・なみきの推し!
不死身で格好良い!優しい!
アシリパ
野山で生き抜く知恵に長けたアイヌ民族の少女。オソマと脳みそが好き。金塊強奪事件に巻き込まれたと思われる父親の仇を討つため、杉元と手を組む。
本作の素晴らしいところのひとつが、一貫してフラットな女性の描き方。おそらくアシリパは本作のヒロインに当たるのですが、男言葉を使い完全に自立しています。
モコモコした毛皮で身を包んだ鉄壁なまでの露出度ゼロ。漫画によくある余計なサービスカット的な画も一切ない。決してアシリパが性愛対象になるようには描かれない。
杉元たちは、まだ年齢的には子どもである彼女を保護しつつも一人の人間として対等に接します。
賢く冷静で戦闘能力にも長けた、とても子どもとは思えない彼女ですが、ウ○コを見るとテンションが上がってしまう無邪気な一面もありホッとします。
豪快すぎるお料理シーンはゴールデンカムイ名物。大好きな脳みそは毎回まっさきに杉元のお口へ(喜んでいないのには気づいてないね…??)。物語が進むごとに、杉元への想いがちらりと覗くようになってきました。
どうか幸せになってほしい。
こんのさんの推し!
新しい時代のアイヌの女。変顔がたまらない!!
白石 由竹
金塊の暗号の鍵となる刺青を持つ脱獄囚のひとり。もともと単なるコソドロレベルの小悪党だが、投獄されるたび脅威の身体能力と小賢しさで脱獄を重ね、ついた異名は「脱獄王」。しかしながらその性格は極めて単純なお調子者である。
まず、白石いじられすぎである。
実は鋭い着眼点を持っていたり情報収集能力に長けていたりとクレバーでコミュ力の高い彼ですが、なぜか全ての人にナメられてしまいます。
子どものアシリパにも完全に下に見られていますが、まったく意に介さない彼の懐の大きさがそうさせるのかもしれませんね。
普段は軽薄なふるまいを見せておきながら、結局は仲間を裏切れない情の厚さも彼の魅力のひとつ。いいギャップ満載かよ。
杉元・アシリパと行動するうち絆が生まれ、彼自身も少しずつ変わり始めています。
そのまま幸せになってほしい。
ぽりさん・板倉さん・べりーさん・なみきの推し!
やっぱり白石がすき。憎めなさと可愛げがすごい。
白石には長生きしてほしい

尾形 百之助
第7師団に所属する兵士。人並み外れた集中力と冷徹さを持ち、遠距離からでも正確に対象を撃ち抜く優秀な狙撃手。無表情で愛想がなく「何を考えているかわからない」として疎まれがち。両親を自分の手で殺めた複雑な過去がある。
杉元もそうですが、この尾形にも深い深い心の闇を感じ…とても放っておく訳にいきません。
味方だったり敵だったりと、この金塊争奪戦において「どちら側なのか」いまいち真意の読めないポーカーフェイスな尾形。
妾の子として生まれ陰鬱な子供時代を送った自分と比べ、正妻の子としてまっすぐに育った弟へ抱く複雑な感情。結果的に両親を自分の手にかけた過去への葛藤。彼の胸中で渦巻く感情が人前で表現されることはありません。
作中でアシリパに対して(餌付けされた?)真っ直ぐにみつめて呼びかけたり、食事の際に「ヒンナヒンナと言うこと」ルールについに従うようになるなど、心を開いたように見える場面も度々ありましたが、そんな相手にすら必要であれば平然と銃口を向ける尾形…キズナ!!キズナっちゅうもんがあるでしょうが!!!
そんな尾形のあの「行こう、アシリパ」…あの時の表情は緒方比で満面の笑みレベルだったんじゃないか?などと思ってしまいます。
尾形はなぜ、満身創痍になっても動き出すのだろうか。尾形に幸せな未来はあるのだろうか。
とにかく一回幸せになってほしい。
匿名フォロワーさんの推し!!
鶴見 中尉
最強と呼ばれる第7師団を率いる軍師。ある目的により金塊を求め、刺青人皮を集める過程で杉元達と対立する。部下達を熱狂的信者にしてしまうカリスマ性があり、彼曰く「愛情」によって言葉巧みに心を操るが、その正体は非情で冷徹。
私すっごいすっごい思うんですけど…とにかく安静にしていたほうがいいのでは??
戦争で脳を損傷し、謎の装置で脳が飛び出さないよう抑えてはいるものの感情が高ぶると「変な汁」が額から流れる。
えっ、大丈夫??大丈夫なの??脳から汁が出てる人がウロウロしてていいの???
少々脱線しましたが、彼もまた奥深い人物です。非常に鋭く、賢く、敵役としては油断ならない存在ですが、甘い言葉で部下達をそそのかす彼の読めない心のうちが読者をも惹きつけます。どこか品も感じられますよね。
物腰柔らかでありながら本心は誰にも明かさないミステリアスさと、ジワジワと漏れ出る狂気。中毒になる人も少なくないのではないでしょうか…って書いててハマってきたわ。まずい。
脳の治療をして幸せになってほしい。
ずっすさんの推し!!
読み返す度に端正なお顔と変態度のギャップにやられてしまった…

谷垣 源次郎
秋田のマタギ出身の元兵士。真面目で義理堅いが少々不器用なところもあり、怪我を負って動けなくなった際にアシリパの故郷の村でアシリパの祖母に世話になり、恩義を尽くすためアシリパを村まで無事に返すことを目的にする。
世話になったアシリパ祖母への感謝の気持ちを忘れなかったり、たまたま同行することになったインカラマッやチカシパを守ったり、なぜか参加することになった曲馬団では少女団の一員としての役割を果たせず裏で泣いたりと、責任感が強く義理堅いのが谷垣が愛される理由。
兵士として戦争に参加したが、故郷の想い出の味・クルミ入りのお手製カネ餅作りを特技とする素朴な男。
なぜか本作のセクシー担当で、写真館を訪れた際には谷垣だけセミヌードのブロマイドを撮られてしまいます。ヤングジャンプ本誌ではふんどし一枚でグラビアページに登場したこともあるそうな。(※sadalsuud19さんより情報提供)
なかなかドラマチックな展開を見せる谷垣の運命ですが、元々は妹の復讐を胸に生きていた苦労人。よかったね谷垣…!!
平穏な所で幸せになってほしい。
tekkoさん・みさんの推し!!
癒される!!可愛い!!
谷垣ニシパ!!
キロランケ
アシリパ父との繋がりにより、アシリパを幼少期より知るアイヌ男性。能力の高さや物腰の柔らかさから「頼り甲斐のある兄貴」といった印象だが、突如現れて仲間に加わった謎の多い人物。
実在したらなかなか近寄り難いだろう、エキゾチックな風貌の「キロちゃん」…なんと言ってもイケメンである。
頼もしい仲間ができたと思ったら怪しい一面も覗いたりと、真意がつかめないミステリアスさも持ち合わせています。ふくよかな女性がタイプという情報も。
正体がわかってからは、それまで大人っぽくクールな印象だった彼が憧れのソフィアには「坊や」呼ばわりされていたり、純粋にウイルクを慕い野心を抱いていた頃の情熱が垣間見え、キロランケという人物の歴史が感じられました。激動の人生だった。
そういえば、彼は馬を愛していた。仲間に加わってすぐ競馬場で急遽ジョッキーとしてレースに参加した場面では、初対面の馬と通じ合ってぶっちぎり優勝してたよね。ああ…懐かしい。どうかあの世でアシリパ父と和解できて
幸せになってほしい。
おむすびさんの推し!!
色気ムンムン!!!

牛山 辰馬
土方歳三と行動を共にする刺青を持つ脱獄囚のひとり。怪力の柔道家であり、その巨体で暴れ出したら誰も敵わないため「最強」と呼ばれる。女性に目がなく子どもにも優しいため、アシリパにも「チ○ポ先生」と慕われている。
登場した時は、ただただ怪力で性欲の強いの粗暴なキャラクターかと思いきや、味方側にいれば非常に頼もしい戦力であり、実は礼儀正しく紳士な面も見えてきました。いっつもスーツ着てるしね!
倒壊した家屋の下敷きになっても自力で起き上がったり、毒を盛られて生きたまま棺桶に閉じ込めて埋められても力技で出てきたり、酩酊状態で水中に落とされてもアッサリ生還したり…と「死ななさ」においては杉元といい勝負。
アシリパが「ハンペン」を牛山の一部だと思って大事に持っていたように、牛山のチャームポイントといえばオデコの四角い突起です。
調べて初めてわかったんですが鍛錬で硬くなった部分だったんですね…!!それぐらい修行を重ねてきた努力の人だということがわかります。
最強に幸せになってほしい。
板倉アユミさんの推し!!
誰かひとりと言われたら牛山♡
鯉登 少尉
鶴見に心酔する部下のひとり。自顕流の使い手で戦闘能力が高いが、鶴見と接するときは緊張のあまり早口の薩摩弁や自顕流の猿叫が出てしまうため部下の月島の通訳を必要とする。
そのまっすぐな可愛らしさと伸びしろに心掴まれるファンの多い鯉登。まず名前がかわいいよね、なに「こいと・おとのしん」って…かわいいかよ!!!
海軍の司令官を務める父を持ち裕福な家庭で育ったエリートでしたが、愛情を持って育てられなかったのか幼少期は電動自転車を乗り回すなど少々荒れていましたね…。
そのバイセコーとのフィーリングが、たまたま参加することになった曲馬団での神業的な自転車技へと発展したのでしょうか。違うか。
部下の月島とはペアで行動することが多く息ピッタリ。鶴見への通訳もなぜか完璧にこなし、天然味のある鯉登をピシッと引き締めてくれる、ツッコミのような役回りの相方です。
月島と仲良く幸せになってほしい。
mamiさん・ぽりさんの推し!
樺太編で人として・上官として成長する姿を見て沼に落ちました!

月島 軍曹
鶴見の忠実な側近の一人。鯉登少尉に同行することも多い。故郷の想い人に関し鶴見に恩義を感じ慕っていたが、突きつけられた事実に不信感を募らせる。私情を抑え自分の役割を全うするため無表情で淡々と任務をこなす。
社畜…いや、この場合軍畜でしょうか。そんなふうに思えてしまう、ある種投げやりな月島の生き方。
彼にも感情があるはずなのに、微笑んだり悲しんだりという姿も見せず、心を殺し駒として鶴見に従い続ける姿は本人的には過去と向き合う必要がなく楽なのでしょうが、端から見ていて苦しそうです…。
唯一の彼の理解者であった故郷の想い人、いご草ちゃんとのエピソードは胸を打ちますが、いご草ちゃん…生きてるのっ!?生きてないのっ!??そこ大事!!!
いつか私達は彼の本当の笑顔を見届けることができるのでしょうか。ゴールデンカムイでは戦争によって「私」を奪われ心を死なせてしまった人々のその後の葛藤が描かれますが、彼もそのひとりだと思います。
自分を取り戻して幸せになってほしい。
emotionさんの推し!!
ピュアなところが…!!純粋に鶴見中尉に付いて、任務を遂行する姿が本当かっこよくも切なくて…!!
宇佐美 上等兵
鶴見の優秀な部下の一人。階級は上等兵。鶴見を敬愛する想いは常軌を逸しており、鶴見が彼の両頬のホクロを人に見立てて書いた落書きを入れ墨にして永久保存する程。戦闘能力は高いが人格的に問題があり、可愛らしい見た目に反して冷酷で残忍。
ひとことで言えば、狂ってる。凶悪な脱獄囚達を差し置いて、ゴールデンカムイ随一の狂人は彼ではないでしょうか。
ゴールデンカムイの登場人物は囚人であっても「そりゃしょうがないわなぁ…」と思えるような過去が描かれるので根っからの悪人だと切り捨てられないのですが、彼は違いますよね…。
鶴見を慕い忠誠を誓う部下たちの中でも極めて異様な惚れ込み方をしており、時折覗かせる「鶴見には自分だけを特別視していて欲しい」というウェットな感情表現には狂気さえ感じさせます。
彼の半生は子ども時代に出会った鶴見と共にあるのですが、もしかしたら鶴見という存在が彼を狂わせたのかも…!?
地獄の特等席から鶴見の行く末をウォッチングして幸せになってほしい。
maoriさんの推し!!
モニョっとした口が可愛いですωω

菊田 特務曹長
鶴見の従える第7師団の兵士。戦争で負傷し療養中だったため刺青人皮争奪戦には途中からの参加。実は杉元と過去に接点があり、杉元が入隊したきっかけとなった人物。
実は意外な正体を隠している菊田特務曹長ですが、その人柄の良さが伝わってくるのが若かりし頃の杉元とのほっこりエピソード。
上京してきたばかりの杉元を拾い、飯を食わせ任務を与えてくれた恩人です。変装させるためとはいえ、大切な亡き弟さんの兵帽を杉元に与えていたことから、杉元に弟さんの面影を見ていたのかもしれませんね。
天涯孤独な杉元にとっても、都会で初めてできた頼れる兄貴分。実際にいたら結構クセのあるおっちゃんかもしれませんが、この濃厚な変人ばかり出てくるマンガにおいてはトップレベルの常識人に見えます。
珍しい二丁拳銃の戦闘スタイルで、服の下に複数の銃を隠し持っているとか…それでも何枚も上手な鶴見に見透かされ返り討ちにされてしまいましたが、あの世では弟さんと再会して幸せになってほしい。
yamanosuさんの推し!!
唯一まともです!!!
大沢 房太郎
ふくらはぎまでの長髪がトレードマークの長身の囚人。潜水を得意とするため支笏湖の砂金捜索作戦で出会い、房太郎の「金を手に入れて自分の王国を作る」と目的が合致したため仲間に加わった。
第一印象では子分を引き連れた危険な人物という印象でしたが、金塊探しに加わりたいというその理由を聞いて愕然としました…ピュアか!?
家族が次々に疱瘡にかかり周囲に疎まれたのち家族全員を失った壮絶な過去を持つ房太郎。
それでも人と関わることが好きなのか、杉元達を知るための質問を投げかけたり、アシリパを観察し杉元への想いを見抜いたりと、純粋に人間に興味を持ち、相手の気持ちを汲む優しさ・繊細さが垣間見えます。
この変人奇人ばかりのマンガにおいて、これだけ特徴があっても相対的に爽やかで儚い余韻のみを残してゆく不憫な人物。出番短かった!!
「自分が王様になって、大勢の家族に囲まれたいから王国を作りたい」…そんなちょっと子供じみた壮大な夢を恥ずかしげもなく語る姿を見たらこう思うしかない。
あの世では幸せになってほしい。
なみきの推し!!
「かいぞくぼうたろう」って何!?何そのジワジワくる名前!?かっこいいのかダサいのか!???

門倉 看守部長
網走監獄で看守部長を務めていたが土方と内通しており、アシリパを「のっぺら坊」と接触させる作戦の際に協力する。生来の運の悪さを嘆いているが、実は奇跡的な偶然により何度も危機を免れている、人並外れた強運の持ち主。
私の推しが続いてスミマセン。しょぼくれた冴えないオッサンといった風貌の門倉ですが、ジワジワと露呈するそのキーパーソンぶりに気になっている人も多いのではないでしょうか。
もらった毒入りの魚をうっかりぶちまけて服毒を逃れ、飛んできた弓矢がすべて当たらず「虫が多いな…?」と勘違いしてしまう。
羨ましいほどの運のステータスの高さなのに、鈍感でネガティブな性格のため一切気づいていません。
道中で出会い土方一派と行動を共にすることになったアイヌの男キラウシにもすぐにナメられ、「尻の穴のぞき野郎」呼ばわりされたり叱咤されたりとぞんざいに扱われていますが、調子の悪いときには介抱してもらったりと今では良きパートナーとなっています。
そのままの門倉で幸せになってほしい。
なみきの推し!!
なんか和むんだわ!!!
江戸貝 弥作
刺青人皮を集める過程で杉元達が辿り着いた江渡貝剥製所の剥製作家。墓荒しで手に入れた人の皮や身内の遺体を使って剥製や革小物を制作する狂気の芸術家。鶴見に懐柔され偽物の刺青人皮の作成を任される。
いや〜、、めちゃくちゃ気持ち悪かったですね、剥製だらけの館で死体と共生する江渡貝製作所のパート。思わず匂ってきそうでした。
立て続く暴走機関車のような悪趣味さに、あらためて「このマンガ凄い…」と震えたのを覚えています。
しかしながら、この「江渡貝くぅん」、真摯に自分の思い描く美を追及するクリエイターであり、悪気がないんですよね(そこが人としてアウトなのですが)。
ずっと孤独に制作してきて、突如訪れた「芸術」の理解者である鶴見に褒められたときの舞い上がりようの可愛らしさにキュンとしました。ファッションショー楽しかっただろうね。
あの世でも剥製に囲まれて幸せになってほしい。
なみきの推し!!
逃げるときクマの剥製着て逃げたら目立つし走りにくいでしょ???

二階堂 浩平
双子の洋平とともに鶴見に仕えていたが、杉元に洋平を殺されて以来杉元への復讐心で動いている。度重なる戦闘で両耳や片足、片腕などを失っており、基本的には病院にいるが鶴見の計らいで隠し銃を仕込んだ義足やお箸が収納できる義手などが与えられた。
初期から鶴見の側近として登場する兵士ですが、なにかと体の一部が持っていかれがち。でも幸運か不運か、なんだかんだ死なないんですよね。
その過程で狂ってしまったのか、双子の片割れである洋平を亡くしたショックからなのか、はたまた元から変わっているのか奇行が目立つキャラクターでもあります。
いや、でもよくそんなやつを側近に置こうと思うな。鶴見の変態具合とほどよく釣り合っているということなのかもしれません。
耳が取れたあとも大事に持って話しかけていたところ、鶴見の計らいで剥製作家の江渡貝に耳を装着したヘッドギアをオーダーメイドしてもらい、話しかけやすくなりましたね。よかったね。
よく考えたら散々なことばかりの二階堂…無理せず幸せになってほしい。
べりーさんの推し!!
あのクレイジーな感じが好き。鶴見とのやり取りも面白いです!
山田 フミエ
樺太で杉元たちがアシリパを引き寄せるため出演することになった曲馬団に所属する振付師。演目に向かない谷垣と月島が配属されたバックダンサー・少女団のコーチとして厳しくも愛のある指導をするが、その正体は…。
確かにインスタのストーリーで募集したとき「マイナー歓迎」と書きました…しかし、しかしです!!
「フミエ先生」と聞いて本当に思い当たる人物がおらず、ググってカンニングしました。この方かー!!!やはり一度読んだだけのにわかじゃダメですね…おみそれしました。
少女たちを指導する振付師にしては妙にハードボイルドなかほりのするフミエ先生。それもそのはず、正体は…おっといけない。これ以上は私の命が危ない。
飲み込みの悪い谷垣への罵り方は新人であろうと微塵の容赦もなく…しかし本番後にはさらりと褒める、飴とムチの使い手。
公演のドサクサに紛れ込んだロシアからの追手に一瞬の躊躇いもなくトドメを刺す手慣れた仕草…彼女は相当な修羅場を掻い潜ってきているに違いありません。
渡米した後も幸せになってほしい。
sadalsuud19さんの推し!
どの男性キャラよりもかっこいい。私も指パチッとして『よかったわよ』って言ってもらいたい。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!!
みなさまの愛ゆえに10000字超。
ゴールデンカムイを愛する方々向けの記事ということで、遠慮なくねっとりとまとめさせていただきました。
驚いたのが、いただいた「推し」キャラクターが綺麗にバラけていたこと…!!
普通どうしても人気のあるキャラクターに偏ると思うのですが、この作品においては登場人物みんなが愛されていることがわかりました。
失速することなく与えられ続けるインパクトある展開と、すべてのキャラクターに命を吹き込む極めて繊細な人物描写。
一回読んだだけの人間にこれだけ語らせるゴールデンカムイはすごい。
丁寧に編まれたエピソード。美しく回収される伏線。2周、3周と読み返したい素晴らしい作品だと思いました。
Photo by Odan
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!!!